靴のフィッティングに重要な役割を持つ靴紐。簡単に着用感を調整できる靴紐には、靴のタイプに合わせたいくつかの紐の通し方があります。この記事では左足を例として、スニーカーの基本的な通し方である「オーバーラップ」をご紹介します。
オーバーラップの特徴
靴紐を表から裏に通していく方法。締めやすく、ゆるみにくいことが特徴です。
オーバーラップの通し方手順
シューホール(靴の穴)の数に合わせた長さの靴紐を用意します。今回は縦に6つ穴のスニーカーで、120cmの靴紐を用意しました。半分(1:1)の位置で青と赤に塗り分けています。
まず片方の紐を一番つま先側の穴(1)の、表から裏に通します。
次にもう片端の紐(赤)を反対側の一番つま先側の穴(2)の、表から裏に通します。
通した紐を引っ張り、左右が同じ長さになっていることを確認します。
通した紐(赤)を、反対側つま先から二番目の穴(3)に表から通します。常に足の親指側から小指側に架かる紐の方が上に重なるよう注意。
はじめに(1)に通した紐(青)を、反対側のつま先から二番目の穴(4)に表から通します。
(4)に通した紐(青)を反対側の(5)に表から通します。べろにズレ防止の切れ込みや紐通しが付いている場合は、その位置に応じて忘れずに通しておきましょう。
(3)から通した紐を、(6)に表から通します。これを一番足首側の穴(11)(12)の手前まで続けます。
一番足首側の穴(12)(11)は裏から表に紐を通します。
最後に蝶々結びをしたら完成です。もう片方の足は、左右対称となるように通しましょう。