靴のフィッティングに重要な役割を持つ靴紐。簡単に着用感を調整できる靴紐には、靴のタイプに合わせたいくつかの紐の通し方があります。この記事では革靴の代表的な通し方である「パラレル」をご紹介します。
パラレルの特徴
紐が平行に並ぶ通し方。「シングル」と同じく、ビジネスやドレスシューズによく用いられます。シングルと比較すると手順は少し複雑な一方、左右均等に締まりゆるみにくいことが特徴です。
パラレルの通し方手順
パラレルでは縦に並んだシューホールが偶数か奇数かで、左右の割合が異なります。今回は奇数の5つ穴の革靴だったので、先に通す方(赤側)が少し長くなります。
まず片方の紐を一番つま先側の穴(1)の、表から裏に通します。
そのまま反対側つま先から二番目の穴(4)の、裏から表に通します。
次に反対端の紐(青)を一番つま先側のもう片方の穴(2)の表から裏に通し、そのまま反対側つま先から三番目の穴(5)の、裏から表に通します。
(4)に通した紐(赤)を、反対側つま先から二番目の穴(3)に表から通し、そのまま反対側つま先から四番目の穴(8)の、裏から表に通します。
(5)に通した紐(青)を、反対側の(6)に表から通し、反対側の一番足首側の穴(9)の裏から表に通します。
(8)に通した紐(赤)を、反対側の(7)に表から通し、最後に残った反対側の一番足首側の穴(10)の、裏から表に通します。
最後に蝶々結びをしたら完成です。