「ソール(底)」と呼ばれる部分は、アウトソール、ミッドソール、インソールの3つに分かれています。
インソールとは、靴内で足の裏に直接あたる部分です。靴のフィット感を高めたり、衝撃を吸収したりする役割があります。
一般的にインソールは、ベースのスポンジ材の表面にライニング材を貼り合わせた仕様になっています。
ライニング材
牛革
吸湿性が良く、足の形に馴染みやすい。
綿
吸湿性、通気性に優れているため、靴の中を快適に保つことができる天然の繊維。
ポリエステル
素材を網目状(メッシュ)に編むことで隙間ができ、通気性や放熱性が良くなるため、靴の中の蒸れや温度調整に効果的である。合成繊維。
ナイロン
ポリエステルと同じ合成繊維。摩擦に強い。
ベース材
EVA(エチレン酢酸ビニル)
軽量性に優れた素材で、高弾性、低反発性などの用途によって使い分けられている。
PU(ポリウレタン)
軽量で、クッション性と耐久性に優れている。
コルク
革ほどの吸湿性はないが、汗をかいてもべたつきにくく、肌触りが特徴で、使い込むことで足の形に馴染む素材である。