デリケートな革靴は、汚れ、乾燥、湿気など注意が必要な点も多いです。皆さんの大切な革靴を長く履いてもらうために、日頃からケアを心がけると良いと思います。ここでは基本的な革靴のお手入れ方法をご紹介します。
用意するもの:ブラシ、柔らかい布、革靴用クリーナー、革靴用クリーム、シューキーパー、防水(撥水)スプレー
天然皮革(スムースレザー)のお手入れ
①汚れ落とし
はじめに土やホコリなどの表面の汚れを軽くブラシで払います。次に革靴用クリーナーを柔らかい布に少量取り、革全体を拭いて汚れを落としていきます。クリーナーのつけすぎはシミの原因にもなるため注意が必要です。
②つや出し
靴クリームを柔らかい布に少量取り、革全体に薄くつけてムラなく伸ばしてつやを出します。
革の色が黒の時は黒色クリームを、白の時は白色クリームなど同系色を選び、同系色が無い場合やコンビカラーの靴には無色クリームを使用しましょう。はじめは目立たない箇所で試してから全体に塗るのがコツです。
③仕上げ
柔らかい布で余分なクリームを拭き取りよく磨きます。
最後に、防水(撥水)スプレーを使用すると、水をはじきお手入れが簡単になるのでお勧めします。また、防水(撥水)剤をスプレーをする場合は、白くなることもありますので、目立たない箇所で試してからお使いください。
④保管
靴の形にあったシューキーパーを入れて保管します。もし、シューキーパーをお持ちでない場合は、あらかじめ靴に詰めてあった保型芯でも大丈夫です。
もしカビが生えてしまったら?
カビが生えた靴は、天気が良い日中に、風通しの良い場所を選び30分~40分程度 天日干しをし、靴の乾燥とカビの殺菌を行います。(日光に当てると革質や表面の塗料が痛むので長時間は避ける)
天日干しが終わったら、古くなった歯ブラシなどを使ってカビを落とします。その後は通常のお手入れをし保管してください。
人工皮革・合成皮革のお手入れ
①水またはぬるま湯で濡らし 硬く絞った 白い布で、軽く表面を拭いてください。
②その後、風通しのいい場所で日陰干しをして十分乾燥してください。