株式会社ムーンスター

このたび月星化成株式会社は、会社名（商号）を「株式会社ムーンスター」(英文標記は「MoonStar Company」）とすることとなりましたので、本日ここに発表致します。

月星化成株式会社は明治6年（1873年）の創業以来、130余年に渡って総合靴・履物メーカーとして業務を行ってまいりましたが、昨今の靴・履物業界を取り巻く環境は経済のグローバル化の進展や市場の成熟化などによって大きく変化し、年を追うごとに競争が激しくなってきております。

こうした状況のなかで弊社は真の勝ち残り企業となるべく、様々な経営改革を行ってまいりました。 そしてこの7月より販売子会社との経営統合（製販統合）を機に、社名を株式会社ムーンスターとし、さらに新しい企業ブランドを導入して、新生ムーンスターとしてあらたなスタートを切ることとなりました。

社名変更(「月星化成株式会社」より「株式会社ムーンスター」へ)の主な理由は以下の通りです。

1. グローバルな事業展開に対応する
2. 社名とブランドを統一して効率の良いコミュニケーション活動を行う
3. 新生ムーンスターとして生まれ変わる

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新生ムーンスター(旧 月星化成)のコンセプト

新生ムーンスターが、お客様にとって価値ある企業としてどのように生まれ変わるのか。
どのような目標に向かって進んでいくのか。それを表したのが「ザ･フットコンフォート・カンパニー」というコンセプトです。「ザ･フットコンフォート・カンパニー」とは「足の快適を約束する会社」「足の元気を約束する会社」という意味です。つまり、当社にしかできない「快適な靴」をお客様にご提供していく、という決意をあらわしたものです。

足は第二の心臓と呼ばれ、人が健康で快適な生活を送るために重要な役割を担っています。
しかしながら、昨今は乗り物の発達などで歩く機会が減り、現代人の足は相対的に弱くなってきたと言われています。現実に約75％もの人が靴による足の悩みを抱えているとの調査結果も出ています。このような背景の中で、靴や履物の様々な役割が問われています。
当社は130年以上にわたり、足と履物を見つめてきた歴史があります。創業者倉田雲平の掲げた「御誂向 御好次第（おあつらえむきおこのみしだい）」には、お客様の足と履物はまかせて下さい、という自負が込められています。「ザ･フットコンフォート・カンパニー」はこのような創業者から連綿と受け継がれる思いを現在の社会・市場・生活者の中で実現すべく掲げたものです。

コンセプト実現のための取り組み

「ザ･フットコンフォート・カンパニー」実現に向けて、当社では様々な取り組みを行ってまいります。

主な取り組みは以下の通りです。

• コンフォートセーバーの導入
• ハウスブランドの強化
• 企業ブランドキャラクターの起用

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コンフォートセーバーの導入

コンフォートセーバーは、靴が履かれるあらゆる状況下で、人と靴のコンフォートな関係を保つために考えられた快適技術体系です。生理学・人間工学・生産技術から考え出された、16の基本技術とそれを支える80の対応技術が当社のあらゆる靴に活かされています。当社では「ザ･フットコンフォート・カンパニー」実現の最大のカギはこのコンフォートセーバーであると認識しており、今後はコンフォートセーバーの様々な実践活動を全社を挙げて行っていく予定です。

ハウスブランドの強化

ハウスブランドの強化は、新生ムーンスターの価値を向上させる上で必要不可欠な取り組みとして掲げました。強いハウスブランドを育成することが企業ムーンスターの価値向上につながるという観点から、成長分野のウォーキングの「ワールドマーチ」、レディースコンフォートの「スポルス」「イブ」、子供靴の「キャロット」「スーパースター」の強化を図っていきます。

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企業ブランドキャラクターの起用

新生ムーンスター、そして「ザ･フットコンフォート・カンパニー」を広く認知して頂くために、企業ブランドキャラクターとしてチャールズ・チャップリンを起用しました。
チャップリンは誰もが知っている世界的喜劇役者として、時代を超えて広く親しまれていますが、その魅力は単なる喜劇役者にとどまらず、人間としての優しさ、暖かさに溢れた存在としても知られています。新生ムーンスターでは、チャップリンの持つ優しさ、暖かさを様々なコミュニケーションの中で活用していく予定です。

以上のように、様々な取り組みを通して「ザ･フットコンフォート・カンパニー」の実現を目指してまいります。

今後に向けて

本日の発表は、新生ムーンスターが「ザ･フットコンフォート・カンパニー」の実現を目指して生まれ変わるためのいわばスタートというべきものです。目標実現のための正念場はこれからです。やらなければならないことはどれもみな易しいことではありませんが、全社を挙げて着実に実行してまいりたいと考えています。どうか、皆様のあたたかいご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。