国内のほとんどの靴には、日本JIS規格に基づいたサイズ表示(足長、足囲等)が表示してあります。
しかし、足入れ感は同じサイズ表示でもデザイン、製法、素材によって少しずつ違います。

靴試し履きのポイント

ショップで試し履きをする場合は、下記のことに注意しましょう。
  • かかとのカーブが靴のカーブと一致しているか。
  • 土踏まずが靴のアーチラインに合っているか。
  • 幅が合っているか。
  • 足の爪先が靴の甲部や前部にあたっていないか。
    (10mm程度の余裕が必要)
  • 靴のトップラインに隙間やくい込みがないか。
上記の点を確かめながら試し履きをしてみましょう。
また、そのほかに必ず両足を入れるようにしてください。
なぜなら左右の足で違いがあるからです。
片足で立つ、しゃがむ、少し歩くなどの条件を変えて問題がないか確認することも必要です。
靴試し履きのポイント

靴を買う時間帯

一般的に午後3時くらいが良いとされています。
それは、ある程度の疲労感がある方が、フィッティングの善し悪しに敏感に反応するからです。

素材の確認

革素材は履き込むことによって足なりに馴染んできます。(多少のびるため)
甲周りは少し押される感じがするくらいを選びましょう。 (人によって馴染み方も違うので感覚で覚えてください)
また、お手入れの仕方も聞いておきましょう。

サイズ調整について

靴はサイズの調節(パッキングワーク)が可能です。(素材や製法、程度によって対応できない場合もある)
サイズの調節や履いているうちに合わないところがでてきたという場合は、革を伸ばす、パッドを使用するという対処法があります。補正のレベルによっては、有料になる場合もあります。詳しくは小売店頭でご相談下さい。

シュー・フィッター

シュー・フィッターとは「足と靴と健康協議会(靴メーカー、卸、小売、企画、靴型製造および関連資材の各企業によって構成)」が養成、認定している足を靴に正しく合わせる技術者の名称です。つまり、一人一人の足に合った最適の靴を選んでくれる足と靴の専門家で、現在日本全国で約3,248名が認定を受けています。(2011年4月現在)販売店によっては、シュー・フィッター認定の表示がされていますので、靴で悩んでいる方は相談されてみてはいかがでしょうか。

◆◇ 足と靴と健康協議会 : http://www.fha.gr.jp/ ◇◆
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TEL:03-3874-7646 / FAX:03-3875-0880