2024年7月11日
ムーンスターは、創業150周年を機に子ども達の自分らしさ(Identity)を育むイベント<I'm UWABAKI>の取り組みを開始いたしました。
これまで上履き=キャンバス地に男の子は青、女の子は赤という固定概念がありましたが、世の中の常識や子どもの環境も変化しています。
本プロジェクトは、一人ひとりの子どもの可能性や個性を尊重し、それを身につけることで自分の今のアイデンティティを確認、主張できるとともに自分と他人の個性の違い、多様性を上履きという慣れ親しんだ存在を通して体感してもらうことを目的としています。
子ども達が自分と向き合い今の自分を表現する色を使い、自分だけのオリジナル上履きを履いてもらうことで、未来を担う子ども達のサポートができればと考えています。
ムーンスターが150年前に足袋の仕立業として創業したときに掲げた言葉があります。
「御誂向御好次第(おあつらえむきおこのみしだい)」
この理念は今なおムーンスターに受け継がれていて、日本人の足や生活スタイルに合わせた靴を作り続けています。
内閣府が行った調査では、日本の子ども、若者の「自己肯定感」は諸外国の若者に比べて低く、欧米など6か国との比較でもっとも低いという結果が見られました。
今回のプロジェクトでは、自己肯定が苦手気味な日本の子どもたちに、みんなと同じだけど、自分の色を持った上履きを通して、自分の特性(得意・苦手、好き・嫌い)を認識してもらい、適切な自己肯定感を育んでもらうことが目的であり150周年を迎えたムーンスターの御誂向御好次第プロジェクトを実行したいと思います。