2025年3月18日
九州旅客鉄道株式会社
営業部営業課 / 勤続15年(38歳)
九州の魅力をこれでもかと詰め込んで景勝地を駆け抜ける「D&S(デザイン&ストーリー)列車」シリーズに、大規模なCM製作で全国に名を馳せるプロモーション部隊。「JR九州」の個性と勢いを体現するような2つの事業で、自分らしく活躍するスターたちのワークスタイルに迫ります。
STAR's WORK STYLE
私のしごとは、JR九州のプロモーションです。新サービスの宣伝からきっぷの告知といったことまで、鉄道にまつわるあらゆることを、極力アウトソーシングせずに、7名のチームでSNS等でコツコツと発信し続けていて、時にはポスターを作って自分たちで駅に納品することも。その一方で、CMの製作やイベントを主催するような大掛かりなプロジェクトもあって、2022年の西九州新幹線「かもめ」の開業プロモーションは規模も特大ながら、価値観を変える特別なしごととなりました。
西九州新幹線のすべての停車駅で沿線の地域のみなさまをはじめ、公募で集まった全国の方々と一日限りの「かもめ楽団」を結成し、定刻通りにホームに滑り込む生まれたての「かもめ」に向かってHappy Birthdayを歌って踊ってもらうというイベントで、さらにその映像でスペシャルムービーを製作するものです。調整に調整を重ねて当日を迎え、そのできごとはイベント終盤で起きました。終点の長崎駅で、イベントを進行していたMCの方が号泣したのです。その涙を見て、私も不思議と涙が溢れてきました。しごとで泣いたのはこれが初めての経験でした。そして、私の上司や関係者も...。それ以降、その上司には、「この程度でいいのか?」という意味を込めて、「お前はこのしごとで泣けるのか?」と言われるようになりました。過去の先輩方が、九州新幹線開業時のCM「祝! 九州」をはじめ、超がつく偉業を成し遂げていて、そこと比較され続けるプレッシャーが意欲の元でもありましたが、それ以降は、「このしごとで泣けるのか」という新しいスタンダードが(笑)。このイズムは今なお続いている「かもめ」の周年イベントなどで脈々と受け継がれていると思います。
西九州新幹線開業記念「かもめ楽団」とは
2022年9月23日、武雄温泉駅(佐賀)~長崎駅間を走る西九州新幹線「かもめ」の開業を祝うイベントとして、各停車駅で、有志の参加者で結成されたのが「かもめ楽団」。地元高校の吹奏楽部や自衛隊の音楽隊に所属する数十人が「かもめキャプテン」となって一般参加の地元住民たちをリードしつつ、各駅でhappy birthdayを歌って踊りながら「かもめ」の誕生を祝うイベントを成功させました。イベントを記録したスペシャルムービーやポスターには、なるべく多くの人々が登場するように細部にわたって工夫が凝らされ、「第76回 広告電通賞 銀賞(エリアアクティビティ部門)・地域賞」「第62回 福岡広告協会賞・金賞(TVCM16秒以上)」を受賞。1周年、2周年と開業イベントは続き、かもめの車体を住民たちが"丸洗い"するイベントも名物になりました。
https://www.jrkyushu.co.jp/train/kamomegakudan/
スターのこだわり
今年度からプロモーション部門の責任者をさせていただくようになりました。チームのメンバーのしごとがうまくいっていない時は、手を差し伸べるべきか、それとも成長と思って見守るべきか悩みますが、どうしようかと悩んでいるうちに勝手に解決していたりなんかして...、部下育成は本当に奥が深いなと感じる毎日です。チームでのしごとは失敗もつきものですが、長い目線で考えるとむしろ成長に繋がるので、語弊を恐れずに言うならば、メンバーにはどんどん失敗してほしいくらいです。大事なのは、失敗を恐れずチャレンジすることと、仮に失敗したとしても、すぐに報告できる体制であること。そこにはやはり、ふだんからのコミュニケーションが必要だと思います。職場はフリーアドレスなのですが、そんなこともあって、一日のしごとのスタートは、メンバーがどこに座っているかの確認と挨拶から始めています。
スターのおとも
スケジュールはデジタルで管理。それ以外の、アイデアやTO DOリスト、プライベートで気になったちょっとしたメモなどを書き留めるものとして、手帳を活用しています。自分にとって大事な内容の時も必ずこの手帳にアナログにメモしていきます。気にしすぎかもしれませんが、キーボードを叩く音などが失礼になってしまうシーンもある気がして...。そんな感じで手帳とPCやタブレットを使い分けます。手帳カバーは、同じノートを入れ替えながら、10年くらい使い続けています。
スターのプライベート
小学校から今までで出会ってきた最高の仲間とともに、楽しさだけを求めるオッサンラグビーチームに所属。子どもたちもたまに応援にかけつけてくれて、もう10年近くになります。そうそう、「最後まで何があってもやり抜く」という根性は、ラグビーで培われたものかもしれません。子どもたち、というのは小学生の双子の娘たちのこと。あと何年一緒に出掛けてくれるだろうかと思いながら、とことん今のうちに一緒に過ごしてやろう!と思っていて。平日は、共働きの妻が、私よりも早く家を出るので、前の晩にどんなに酔いつぶれて帰っても、6時半には二人を起こして朝食作って、下手くそながら髪を結んであげたりしながらコミュニケーションをとる。自分がやらなければ子どもが小学校に行けない...という追い込まれた状況も手伝って、これだけは今のところ毎朝欠かさずできています。休日は、子どものリクエストを聞いて毎週どこかに家族で出かけています。
STAR's WORK STYLE
BALANCE WORKSを履いてみた
しごとにもスニーカーが許されるようになってきた時代ですが、「足元を見られる」という言葉じゃないですけど、お取引先に伺う時など気を使います。ですが、革靴はなじむまでにくるぶしが擦れたりといったことがつきものだし、長時間履いていると結構疲れるし...。そんなわけでスニーカーの出番が圧倒的に多かったのですが、「BALANCE WORKS」は、革靴なのに、履き心地がスニーカー感覚だったんです。靴全体にやわらかさがあり、なじむのに時間もかからなくて、移動しっぱなしの出張の時なんかもすごく活躍するだろうなと思っています。私が履いているものは防水加工がある上に湿気がたまりにくい設計で、雨の日でも躊躇なく履いています。足裏を刺激するドット形状のインソールも、最初は違和感がありましたが、慣れるにつれて心地よくなって、とても気に入っています。
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STAR's WORK STYLE
スターフライヤーに乗ってみた
後日 機内レポートを公開予定ですのでお楽しみに!
【九州旅客鉄道株式会社】
JR九州グループは、九州全域に鉄道網を有する鉄道をコア事業とする企業グループとして発足し、駅ビルやホテル、マンション、建設、流通や外食事業など、鉄道事業との相乗効果が高い領域を中心にその事業領域を拡大してきました。これからも安全・安心なモビリティサービスの提供を中核に、地域の特性を活かしたまちづくりを通して、九州の持続的な発展に貢献していきます。