成長にともなって運動量が増える子ども靴を、いつも清潔に。

通園や通学、公園遊びなど、子どもの運動量が増加するとともに、
ご家庭で靴のお手入れを行う機会も増えていきます。
子どもの足は大人以上に汗をかくと
いわれており、
汚れや湿気がたまる靴の中は雑菌が繁殖しやすい環境なのです。
清潔な靴で毎日を過ごせるよう、
ここでは基本的な靴のお手入れの
しかたについてご紹介します。

うわばき、スニーカーのお手入れ

用意するもの:バケツ、ブラシ、靴用洗剤(衣類用中性洗剤でもOK)

  • 1

    つけおき洗い

    バケツに、靴用洗剤もしくは中性洗剤を入れたぬるま湯(40℃程度)を張り、靴をつけて1時間ほどおく。

  • 2

    ブラシ洗い

    ブラシでゴシゴシと洗います。内側に汚れがたまらないように、中から外へかき出すように洗うのがコツ。とくに中敷は念入りに洗いましょう。ブラシが届きにくい内側のつま先部分は、使わなくなった歯ブラシを使うと便利です。

  • 3

    すすぎ

    バケツにきれいな水を張り、靴を入れて洗剤の泡が出てこなくなるまで念入りにすすぎましょう。

  • 4

    乾燥

    水気をしっかりときってから風通しの良い場所で陰干しします。中の水が外へ出やすいように、かかとを下にして壁などに立てかけるといいでしょう。中に不要なタオルなどを詰めておくと、水気がきれやすく、形を整えることもできます。直射日光やドライヤーでの乾燥は、変色や変形の恐れがあるので避けましょう。

革靴・合皮のお手入れ

天然皮革のお手入れ

用意するもの:ブラシ、柔らかい布、革靴用クリーナー、革靴用クリーム、シューキーパー

  • 1

    汚れ落とし

    ホコリなどをブラシで払ったあと、革靴用クリーナーを革全体に薄くつけ汚れを落とします。

    ※クリーナーは付けすぎるとシミになることがあります。

  • 2

    つや出し

    革の色が黒の時は黒色クリームを、白の時は白色クリームを、白黒以外の革やコンビカラーの靴には無色クリームを全体に薄くムラなく塗り、つやを出します。

  • 3

    仕上げ

    必ず柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、良く磨きましょう。

  • 4

    保管

    シューキーパーで形を整えて保管しましょう。

人工皮革、合成皮革のお手入れ

  1. 1. 水またはぬるま湯を柔らかい白い布に染み込ませて軽く表面を拭いてください。
    ※起毛素材の場合は、毛ブラシやナイロンブラシで汚れを取り除いてください。
  2. 2. その後、風通しのいい場所で日陰干しをして十分乾燥してください。

長靴のお手入れ

用意するもの:バケツ、水性ゴム用保護剤(タイヤのツヤ出し剤など)

  • 1

    水洗い

    水または40℃以下のぬるま湯をバケツに張り、長靴をつけて汚れを落とします。

  • 2

    乾燥

    風通しのいい場所で日陰干しをします。折り曲げず、まっすぐに立てて保管してください。折れ曲がった部分は、ひび割れを起こしやすくなります。

  • 3

    保護

    ゴム長靴の場合はホームセンターやカー用品店で売られている、車のダッシュボードやタイヤのツヤ出し剤などゴム用保護剤を塗ります。定期的な塗布はゴムの劣化の防止にも効果的です。

  • 4

    注意

    必ず水性のもの(主成分はシリコーン、洗浄成分として界面活性剤入り)をご使用ください。油性(溶剤性)はゴムを劣化させ、発火や中毒などの危険もあります。

    ※長靴には大きく2種類「PVC製」と「ラバー製」のものがあります。
    お手入れの方法に差はありませんがどちらも油に弱い性質があります。

    ご使用中や保管中にゴム表面が白っぽくなることがあります。
    これは保護剤が時間の経過とともに染み出したものです。
    その場合は、ゴム用保護剤で拭くときれいになります。

長持ちさせるコツ

靴を長持ちさせるには、数足をローテーション
して靴を休ませてあげることで
消耗を軽減させることも大切。
クッションがへたっていたり、靴底が
削れていたり、
消耗した靴を履き続けることは
足の成長にとっていいとはいえません。
さらには、中敷に残ったお子様の足型を
確認することで、
足の成長にともなった
サイズ変更のタイミングに
気づくことができるので、
定期的なお手入れをおすすめしています。